エンジンによるHTTP応答パケットの差(Apache/Tomcatテスト環境を使って調べる)
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これまではWebsphereテスト環境のサーブレットエンジンを使ってきた。VisualAge for Javaでは、Apacheソフトウエア協会のTomcatのテスト環境も利用できる。Tomcatは、この協会のJakartaプロジェクト(会場の部屋の名前から付けられた)のもとに開発されたオープンなソフトウエアである。これの実装と使い方は付属資料(Apache Tomcat Test Environmentについて(ダウンロード、設定及びその使い方))に示してあるので各自試みられたい。またVisualAge for JavaのV3.5.3へのアップデートに関しても付属資料(VisualAgeの3.5.3版について(アップデートのしかた))に記してあるので、ブロードバンドのインターネット接続が使える人はアップデートされることをお勧めする。
TomcatでAnotherHelloWorldサーブレットを走らせる手順は以下のようである:
1. basic_servletsなるパッケージを例えばC:\Program Files\IBM\VisualAge for Java\ide\exportなどのディレクトリにエクスポートする。
2. エクスポートされたAnotherHelloWorld.javaをワードパッドなどのテキストエディタで開く。package basic_servlets;という最初の行を消したテキスト全体をクリップボードにコピーする。
3. Default package for Apache_Tomcat_Test_Environmentなるパッケージ・ブラウザでAnotherHelloWorldという名前の新規のクラス作成をする。(型->追加->クラスと選択すると「クラスの作成」のダイヤログボックスが開くので、クラスの名前を入力、スーパークラスなどの追加を全部外して作成する)
4. パッケージ・ブラウザのソースコードのエリアを一旦全部消してそこにクリップボードを貼り付ける。
5. これを保管すると自動的に各メンバーに展開される。これでDefault package for Apache_Tomcat_Test_EnvironmentというパッケージにAnotherHelloWorldが作成された。
あるいは2~5までを2.でパッケージ名行を消してから上書き保存したものを3.のパッケージ・ブラウザで型->インポート->ディレクトリと選択してAnotherHelloWorldという型をインポートする方法もある。
6. このパッケージ・ブラウザのcom.ibm.ivj.tomcatなるパッケージを選択、右クリックして実行->アプリケーション(main)の実行を選択すると次のボックスが開く。
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7. Start Tomcatボタンをクリックする。
8. Tomcatが開始完了したら、自分のブラウザでhttp://localhost:8080/examples/servlet/AnotherHelloWorldを入力してサーバから正しく応答がかえってくることを確認する。
Websphereテスト環境だけでなく、Tomcatテスト環境も使えることは、Tomcatエンジンのサーバに自分の作成したアプリケーションを組入れる場合に有用であろう。
さてTelnetでこのサーバがどのようなHTTP応答パケットを返しているか試してみよう。
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このように、このエンジンはServlet-Engine:なるヘッダ行を余分に付けていることが判る。親切ではあるが、場合によってはオーバヘッドとなる。