ブラウザによるHTTP要求のヘッダの相違

 


このサーブレットの詳細はさておいて、このサーブレットをIENetscapeの二つのブラウザでhttp://localhost:8080/HttpRequestDumpなるURLを使って呼び出した結果を示す。「要求ヘッダのダンプ」の部分がブラウザからサーバに送られたHTTP要求のヘッダ部分である。

 


 


双方のブラウザの出力はほぼ同じだが、NetscapeHTTP/1.0で要求していること、Netscapeではaccept-charset行が一行多いことに注意しよう。

 

このサーブレットはクライアントからの種々の要求に対して、サーブレット・エンジンがどのようにこれを解釈してHttpServletRequestなるオブジェクトで教えてくれるかを確認するのに便利である。またブラウザによって異なるHTTP要求パケットの内容を確認するのにも有用である。このサーブレットのクラスに含まれている

public void dumpRequest(HttpServletRequest request, HttpServletResponse response, PrintWriter out)

というメソッドは、デバッグの際にクライアントからの要求情報を確認するのに有用なメソッドなので、活用していただきたい。

 

 

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