Google Dart概説
2011年10月
株式会社 クレス
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(このサイトにDart言語の解説書、及びDart言語仕様書案の翻訳も追加してあります)
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10月10日の月曜日にGoogleはDartという「ウェブ・プログラミングの為の構造化された新しいスクリプト言語」を発表した。これはデンマークのGoto会議の基調プレゼンテーションでGoogleのソフトウエア技術者のLars Bak(VMの専門家)とGilad Bracha(オブジェクト指向言語の専門家でJava仕様書作成者のひとり)が紹介したものである。ただしDartを発表するという情報は1ヶ月前から流れていた。
この言語はこれまでのJavaScriptの問題点を解決しようとしており、将来的にはウェブ・アプリケーションの核となることを目指したものである。現時点ではこの言語は未だ開発段階で、アーリー・プレビュー(概要を知ってもらいデベロッパたちからの意見を収集する)としてDartのサイトからその情報を得ることが出来る。これが本当にJavaScriptキラーになり得るか、あるいはこれは本当にオープンなものかに関しては、ネット上でいろんな意見が交わされている。
Dartは構造化されたウェブ・アプリケーション開発の為の新しいクラス・ベースのプログラミング言語である。シンプルであること、効率が良いこと、及び規模対応性(スケーラビリティ)があることなどを目標にして開発されたDart言語は、強力で新しい機能たちを馴染みのある言語構成と組み合わせ、すっきりした読みやすい文法になっている、とGoogleは説明している。
本資料はその概要を速報としてまとめたものである。
内容:
1. GoogleのJavaScript戦略 2. Google Dartの概要 クラスとインターフェイス オプショナルな型指定 Dartの実行 新しいMIMEタイプ ライブラリ 3. チュートリアル Dartboardの使い方 Hello World クラス インターフェイス 4. 参考報道 |