言語編 |
Dartは単行と複行のコメント及びドキュメンテーション・コメントに対応している。
単行コメント(single line comment)はトーケン//で始まる。//とその行の終わりまでの総てはDartのコンパイラは無視する。
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複行コメント(multi-line comment)はトーケン/*で始まりトーケン*/で終わる。/*と*/の間はそのコメントがドキュメンテーション・コメントでない限りなんでもDartのコンパイラは無視する。複行コメントはネスト(入れ子に)できる。これはプログラム開発時に部分的に不要なコメントが含まれているブロックをコメントを使って一時的に隠すのに便利である。
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ドキュメンテーション・コメント(documentation comments)はトーケン/**または///で始まる単行または複行のコメントである。ドキュメンテーション・コメントの内側では、Dartのコンパイラはそれが括弧で囲まれていない限り総てのテキストを無視する。///を使った行からなるコメントは複行docコメントと同じ効果を持つ。
ドキュメンテーション・コメント内ではDartのコンパイラは角括弧で囲まれたテキストを除くすべてのテキストを無視する。角括弧を使ってクラス、メソッド、フィールド、トップ・レベル変数、及びパラメタを参照可能とできる。角括弧内の名前はそのドキュメント化されたプログラム要素の構文スコープ内で解決される。
以下は他のクラスと引数への参照を持ったドキュメンテーション・コメントの例である:
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生成されたドキュメンテーションの中で、[Food]はFoodクラスのためのAPI docsへのリンクとなる。Dartコードを解析してHTMLドキュメンテーションを生成するにはSDKのドキュメンテーション生成ツールが使える。Dartのドキュメンテーション法とHTMLドキュメンテーション・ツールを参照されたい。