AngularDartプログラマーズ・ガイド 2017年1月3日(初版)
株式会社 クレス
この資料は多少でもDart言語の知識があってAngularDartを始めたいと思う技術者向けに用意されています。このガイドはGoogleの技術者たちによるドキュメンテーションの中のGuideの箇所をベースにしています。日本語化を急いだため、誤りがある可能性があります。不明な個所は原文のほうを見てください。またこのガイドは2016年12月時点での原文に基づいていますので、今後一部変更の可能性があります(原文は随時改定されています)。 本Guideではローカル開発環境のセットアップ、データの表示とユーザ入力の受け付け、アプリケーション・サービスのコンポネントへの注入、そしてシンプルなフォームの構築といったAngularの基本を学びます。 より高度な技術的内容を知りたい人はAdvancedの箇所に進んでください。 AngularはAngularJSとも呼ばれるウェブ・アプリケーションのフレームワークで、主としてGoogleとそのコミュニティたちによって維持されています。リッチ・インターネット・アプリケーションで一般的に使われているコンポネントに加え、クライアント・サイドのMVC(model–view–controller)とMVVM(model–view–viewmodel)アーキテクチャのフレームワークにより、開発とテストの双方が簡素化されることを狙ったものです。 Angularは現在Anguler 2へと発展しています。Anguler 2は性能が大幅に改善されています。Anguler 2は単なるフレームワークからアプリケーション・プラットホームへと移ってきており、例えばコンポネントのコードは実行時の環境(ブラウザとモバイル等)とは独立しています。 Angular 2はTypeScriptとDartに対応していて各々AngulatTypeScript及びAngularDartと呼ばれています。Angular 2自身もTypeScriptで書かれています。AngularDartはその為のDartのチームが積極的にその開発に携わっており、Dart言語の特徴を積極的に導入しようとしています。進捗状況はAngularDartのロードマップや改定ログあるいはDart Developer Summit 2016でのプレゼンテーションを見てください。 AngularDartはGoogleの光ファイバーのチームのアプリケーションに既に採用されています。またGoogle社内のCRMシステム、またGoogleのGoogle AdWordsもAngularDartへの移行を開始しています。 本ガイドは以下のように9章で構成されています:
「データを表示する」から「依存物注入」までは英語のビデオも参考になります。 このガイドのサンプルは一部Dart言語の高度な記述を使っていますので、「プログラミング言語Dartの基礎」も参考にしてください。
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