始めに(開発環境と目的)

 

 


この資料はIBM社のVisualAge for Java (v. 3.5)を使ってはじめてServletの実習をする人の為にまとめたものである。Servletの基本を理解してもらうとともに、下図のようにWebsphereTomcat双方の環境でのJSP/Servletによるウェブ・アプリケーションの開発環境も構築する。

 


IBM社のVisualAge for Java (v. 3.5)のプロフェッショナル版は、安価ではありながら優れたJava統合開発環境で、学生や初心者の学習用には最適であろう。本資料は、すでにVisualAge for Java (v. 3.5以上)がインストールされ、またこれを使って簡単なJavaプログラミングが可能となった読者を対象としている。またサーブレットの基礎知識は、このサイトの技術情報にあるので、ひととおり目を通していただきたい。

 

現在はウェブ・アプリケーションはJSPで開発するのが主流になりつつあるが、JSPも実行時にはサーブレットに変換される。サーブレットの基本的な事項がきちんと理解され、またサーブレットの開発ができることは、JSPの開発には極めて有用である。なおVisualAge for Java (v. 3.5以上)をサーブレット開発に利用するには、コンピュータのRAM容量は64Mバイトでは不足である。128Mバイト以上に増やしておくことが必要である。

 

 

 

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