JavaTM サーブレット仕様書 v2.2

(JavaTM Servlet Specification, v2.2)

 

 

前書き (Preface)

 

本ドキュメントはJavaTMのサーブレット仕様書第2.2版は、JavaサーブレットAPIの仕様書である。この仕様書に加えて、JavaサーブレットAPIにはJavadoc形式のドキュメンテーション(JavaサーブレットAPI参照第2.2版と呼ぶ)と参照となる実装ソフトウエア(Tomcat)が公開されており、以下のURLから取得できる。

 

http://www.java.sun.com/products/servlet/index.html

 

この参照となる実装ソフトウエアは、動作のベンチマークとしても使える。もし両者の動作に相違が生じたときは、問題解決の順は、本仕様書、JavaサーブレットAPI参照第2.2版、そして最後にこの参照となる実装ソフトウエアである。

 

 

0.1 本仕様書の対象となる読者 (Who Should Read This Specification)

 

本ドキュメントは以下の読者を対象としている:

-     この仕様書に適合したサーブレット エンジンを提供しようとするウェブ サーバとアプリケーション サーバの企業

-     この仕様書に適合したウェブ アプリケーションを生成しようとするウェブ オーサリング ツールの開発者

-     サーブレットのテクノロジの根底にあるメカニズムを理解しようとする高度なサーブレットの作成者

この仕様書はユーザーズ ガイドではなく、そのような目的に使われることを意図していないことに注意頂きたい。

 

 

0.2 API参照ドキュメント (API Reference)

 

JavaサーブレットAPI参照ドキュメント第2.2版は、サーブレットAPIを構成する全てのインターフェイス、クラス、例外、およびメソッドの完全な記述である。この仕様書をとおして簡略化したメソッドの使用法が示されている。完全なメソッドの使用法に関してはこのAPI参照を参照されたい。

 

 

0.3 他のJavaTMプラットフォーム仕様書 (Other JavaTM Platform Specifications)

 

本仕様書をとおして以下のJavaAPI仕様書が頻繁に参照されている。

-     Java2プラットフォーム エンタープライズ エディション第1.2(J2EE)

-     Javaサーバ・ページ第1.1(JSP)

-     Javaネーミングおよびディレクトリ インターフェイス(JNDI)

これらの仕様書はJava2エンタープライズ エディションのWebサイトから見出すことが出来る:

http://java.sun.com/j2ee/

 

 

0.4 その他の重要な参照仕様書 (Other Important References)

 

本サーブレットAPIをサポートするサーブレットAPIとエンジンの開発と実装のために、以下のインターネット(IETF)の仕様書が関連する情報源となる。:

-     RFC 1630     Uniform Resource Identifiers (URI)

-     RFC 1738     Uniform Resource Locators (URL)

-     RFC 1808     Relative Uniform Resource Locators

-     RFC 1945     Hypertext Transfer Protocol (HTTP/1.0)

-     RFC 2045     MIME Part One: Format of Internet Message Bodies

-     RFC 2046     MIME Part Two: Media Types

-     RFC 2047     MIME Part Three: Message Header Extensions for non-ASCII text

-     RFC 2048     MIME Part Four: Registration Procedures

-     RFC 2049     MIME Part Five: Conformance Criteria and Examples

-     RFC 2109     HTTP State Management Mechanism

-     RFC 2145     Use and Implementation of HTTP Version Numbers

-     RFC 2324     Hypertext Coffee Pot Control Protocol (HTCPCP/1.0)1

-     RFC 2616     Hypertext Transfer Protocol (HTTP/1.1)

-     RFC 2617     HTTP Authentication: Basic and Digest Authentication

 

これらのRFCのオンライン版は次のURLから見出すことが出来る:

http://www.rfc-editor.org/

WWWコンソーシアム( http://www.w3c.org/ )は、この仕様書とその実装に影響を与えるHTTP関連情報の最終的な原点である。

 

本仕様書のなかで記載されているデプロイメント ディスクリプタ(Deployment Descriptors)に拡張可能マークアップ言語(XML)が使われている。XMLに関するより詳細は以下のWebサイトから見つけることができる。

http://java.sun.com

http://www.xml.org/

 

1 このHTCPCPRFCに記されているほとんどのコンセプトは、よく設計されたウェブ サーバの全てに関連しているものの、本参照RFCの大部分は皮肉が記されている。

 

 

0.5 フィードバック (Providing Feedback)

 

Javaコミュニティのプロセスが成功するか否かは、読者がこのコミュニティへ参加してくれるかに依存している。本仕様書に関する如何なるそして全てのフィードバックを歓迎する。コメントは次のアドレスにメールされたい。

Servletapi-feedback@eng.sun.com

われわれが受信するフィードバックの量が多いため、通常直接担当技術者から解答されないことに注意いただきたい。しかしながら、頂いた各そして全てのコメントはこの仕様書のチームによって読まれ、検討されかつ保管される。

 

 

0.6 謝辞 (Acknowledgements)

 

以下の諸氏は本仕様書の進化に貴重なインプットを頂いた。諸氏の名前はアルファベット順以外のなにものでもない。

Anselm Baird-Smith, Elias Bayeh, Vince Bonfanti, Larry Cable, Robert Clark, Daniel Coward, Satish Dharmaraj, Jim Driscoll, Shel Finkelstein, Mark Hapner, Jason Hunter, Rod McChesney, Stefano Mazzocchi, Craig McClanahan, Adam Messinger, Ron Monzillo, Vivek Nagar, Kevin Osborn, Bob Pasker, Eduardo Pelegri-Lopart, Harish Prabandham, Bill Shannon, Jon S. Stevens, James Todd, Spike Washburn, Alan Williamson

Connie Weiss, Jeff Jackson, Mala Chandraの皆さんは、Sunにあってサーブレットの支援と推進のための管理を驚異的になしとげた。

 

この仕様書は進行中のものであり、Sunおよび他の参加企業の多くのグループからの多岐にわたる貢献によるものである。とりわけ以下の企業やグループがこのサーブレット仕様書の開発過程で多大の協力を頂いた。

The Apache Developer Community, Art Technology Group, BEA Weblogic, Clear Ink, IBM, Gefion Software, Live Software, Netscape Communications, New Atlanta Communications, Oracle

 

そして継続した仕様書の再吟味の過程は極めて貴重である。われわれのパートナーや一般双方から頂いた多くのコメントは、この仕様書の定義づけと革新の助けとなった。貢献したフィードバックを頂いた全てのかたがたに感謝する。